社長ブログ

成長の話(最終回)

こんにちは、シナプス代表の竹内です。

昨年11月より始めたシナプスの会社幹部スタッフとの経営理念を再検討するミーティングですが、そのなかで出てきた「成長」に関する話です。
その1では、人の成長とは「乗り越える力」の増大ではないか?ということ、その2では、「乗り越える力」の増大は仕事にもプライベートにもとても役立って、となると仕事とプライベートを別モノと考えることが少しもったいない、ということを書きました。今回がその3で最終回となります。

(4)成長のチャンスは、プライベートより仕事のときの方が多そう。
今の時点で、仕事もプライベートも両方ともに充実している人はよいとして、一方では、プライベートの充実のため、または生活の糧と割り切って、やむなく仕事をしているという人もゼロじゃないと思います。その場合ですが、ある意味で大きな損をしている可能性が高いです。
前回「乗り越える力が増大すると、プライベートもうまくいく。」と書いたのですが、乗り越える力の増大、つまり成長の機会は、プライベートな時間よりも、仕事中のほうが圧倒的に多いという実感からです。いろいろな考え方を持った会社や上司がいるとは思いますが、一般的には会社も上司も、社員や部下の成長が大きなミッションになっているはずです。また仕事上で押し付けられる(?)目標は、嫌でも創意工夫や行動力の発揮を求められます。
結局、仕事は成長のきっかけにあふれています。会社や仕事をうまく自分のものとして、つまり主体性を持って取り組んでいくことで、より大きな成長を得て、その結果、自分の人生の課題を乗り越えていく力を獲得できれば、こんなハッピーはないとも思います。

(5)仕事で自身の成長を意識すると、ワークライフインテグレーションにつながる(のでは)。
シナプスの経営理念を再検討する中で、「ワークライフインテグレーション」というキーワードを見つけました。はやりの「ワークライフバランス」は、仕事とプライベートそれぞれの充実を目指しますが、ワークライフインテグレーションは仕事とプライベートを分けて考えずに、その2つは実は一体不可分で、合わせて一人の人生であり、人生そのものの充実をどう実現するかという考え方のようです。もちろん滅私奉公的なものではなく、仕事とプライベートを分け隔てるのではなく、自分のプライベートと仕事がうまく重なり合って、その相乗効果をもってみんながハッピーになれないか?ということです。
また鹿児島のように人や地域とのほどよい近さの残るコミュニティでは、仕事の顔とプライベートの顔を完全に分けることは容易では無いので、とてもマッチした志向だとも思います。そして、このワークライフインテグレーションという考えを実現できる会社や職場であれば、その社員はもとより、会社そのものも大きく成長するに違いありません。

シナプスという会社自体がもっと良い会社になって、ワークライフインテグレーションというライフスタイルの実現を後押しできたら、とても素晴らしいことです。どうひいき目に見てもまだまだ遠い道のりですが、全スタッフが持てる潜在力を惜しみなく発揮できて、その成長をもっと後押しできるようにならないとな、と気を引き締めていきます。