2020月2月8日
こんにちは、シナプス代表の竹内です。
その5GとIoT、儲かりません!…はちょっと刺激的なタイトルですが、2月7日に主催した、主に経営者層を対象とした勉強会のテーマです。
5GやIoTの実証実験に携わっている通信系のエンジニアとたまたま知り合いになり、それがきっかけで鹿児島にお越しいただき、話をしてもらいました。テーマがちょっと煽りすぎじゃないか?との指摘もあったのですが、あながち過激でもないなと、今は考えています。
そもそもとしてほとんどの企業は今、5GとIoTを含め、「通信」で儲けてはいないですよね。ほとんどの企業で通信は、経理上の仕訳は一般管理費が多いでしょう。つまり通信は単なる費用・コストであって、本業を直接的に成長させるものではないです。しかし今後はどの企業も、5GやIoTを始めとした通信・ITを、単なるコストではなくて、自らの生業の成長ドライブとして、販管費ではなく、仕入や製造原価で仕訳するくらいの転換が必要ではないかなと。
昨年どこかのニュースサイトで、IT人材がどの業界で働いているか?という日本とアメリカの比較がありました。ちょっとソースを探しきれなかったのですが、それによると、日本のIT人材の7割は、システム開発会社、いわゆるSIerで働いていて、アメリカのIT人材の約7割は逆に、ITを利用する側のユーザー企業で働いているという内容でした。つまりアメリカの企業は、自らの本業に多くのIT人材を取り込み、活用しているとも言えそうで、ということは経営者は業界に関わらず、うちの会社はITの会社じゃないから関係ないよ…と言っていられない環境に直面しているということです。
今年2020年は、国内の5GやIoTが本格スタートしそうです。どのような業界・事業分野の経営者であっても、その技術の理解はもはやエンジニア任せではダメではないか、ビジネスの基礎知識として、この技術を知っておくべきなのだろうと思います。
逆にシナプスは、通信という枠に思考を留めることなく、鹿児島のお客様のライフスタイルや事業がより良いものになるように、お客様やまたお客様の事業をよく知りよく学んでいくことが、今以上に求められているんだと、気を引き締めていきます。