社長ブログ

春の門出

こんにちは、シナプス代表の竹内です。
土曜日には鹿児島大学の合格発表があったようです。なんとなく鹿児島県の統計を見たところ令和2年度では、高校卒業生は約1.4万人、中学卒業生は約1.5万人、県の統計では見つけられませんでしたが、大学や専門学校を終えて就職やさらに進学した人も1万人くらいはいそうで、合計4万人弱の若者が、新天地での春を迎えるようです。

ところでこの約4万人の方々のうち、何人の方が、自分の理想通りの新天地に羽ばたくのでしょうか。

1年前からの新型コロナの影響が大きく続く中で、不確実な状況や変化に翻弄されながら新しいステップに向けて準備をしてきた、初めての世代です。自分の努力だけでは抗しがたい事態があっただろうし、その一瞬の運不運もあったかもしれません。100%の理想の春を迎えられるのは、ごくごく少数かもしれません。ただ間違いなく言えるのは、約4万人の方々の今回の門出は、単なる通過点に過ぎないということです。大きな将来の夢を持った方にとってはもちろん通過点ですし、まだ将来を描ききれていない方にとってはなおさらです。

そして新型コロナのもたらす世界の変化です。これまでの常識が通用する世界に戻れるかは不透明です。これまでの価値観で描いた理想や将来が、もしかしたらまったく意味を持たなくなる激変があるかもしれません。有望と思われた職種や会社が突然斜陽を迎えたり、逆に日の目を見てこなかったものごとに、突然スポットライトが当たるかもしれません。本当に、これからどうなるのか?が見通せない時代です。今回の門出が100%理想通りだったとしても決して油断せず、逆に不遇の門出だったとしても、自分の想像を超えた新しい発見や出会いを積極的に楽しんで、不確実で大きな変化を伴う時代を切り開いていって欲しいです。何よりも大事なことは、多くのことに関心を寄せて目の前のことに真剣に向かい合い、取り組み行動し続けることです。まだまだ10代20代ですし、まだ自分の将来を固定する必要もないです。古い話ですが、孔子は「四十にして惑わず」と言ったそうですが、自分自身は50歳を過ぎてもなお、変化する毎日に戸惑い揺らぐことばかりです。早く固定したい…。

どんな状況であれ、環境の変化は人が大きく成長するためのきっかけにもなります。4月は環境が変わり、自分自身を成長させる貴重なタイミングです。過去はいったん置いておき、新しいチャレンジに向かう好機です。シナプスも同じです。この1年間を振り返りつつ、新年度に向けた準備を始めていきます。4月からフレッシュな力も加わる予定です。「インターネットで、鹿児島の毎日を笑顔にします。」のために、新しい変化を自ら創り上げるシナプスを目指していきます。