社長ブログ

経営理念と今期の目標

こんにちは、シナプス代表の竹内です。
シナプスの今の経営理念は2019年4月に改定したものですが、当時の部長・課長と一緒に5ヶ月間に渡って考え議論して作りました。改定してまだ2年ですが、最近さらに重みを増していることを実感します、我田引水になりますけど。

ちなみにシナプスは、「インターネットで、鹿児島の毎日を笑顔にします。」をミッションとしています。「インターネットで」の部分は、最近の言葉で表現すればITとかICTの方がしっくりきそうですが、インターネットはシナプスの祖業とも原点とも言える重要なキーワードであり、また「つながる」も意識して、敢えて「インターネット」としています。

さて昨年来の「新型コロナウイルス」です。まだ災禍の出口は見えませんが、ICTの高度な利活用はもはや必須の状況です。国のデジタル庁設置のほか、鹿児島県や鹿児島市も、DX(デジタルトランスフォーメーション)の積極活用を念頭に置いた組織見直しを実施しました。また新型コロナによる直接面会やリアルなコミュニケーションが少なくなるなか、人と人のつながりをどのように維持していくかも社会的な課題になっています。ここでも、手段としてのICT利活用は大前提とも思われます。

一方、ICT利活用の基礎をなす通信についてですが、昨年2020年は「5G」フィーバーでした。マーケティング先行で、夢の未来のように過剰な期待感をあおる報道はどうかと思いましたが、でも5Gを使いこなすことができれば、日常生活の劇的変化というよりは、様々な産業分野の競争力強化の方に期待ができそうです。しかしこのためには地元鹿児島に、5Gを使いこなす会社と技術者がいて、お客様と二人三脚で5G活用に取り組むことが必要です。しかしその前に、いつになったら鹿児島で5Gが自在に使えるほどのエリア展開がされるのか。最近の携帯キャリアの値下げ競争を見ていると、一人のスマホ利用者という視点ではうれしいですが、値下げ競争でキャリアの投資余力が小さくなり、鹿児島のような地方での5G展開が後回しにならないか?という心配をします。

そういったことをつらつら考えると、「インターネットで、鹿児島の毎日を笑顔にします。」を経営理念のミッションとするシナプスの役割は、地元・鹿児島においてますます重要になるのではないか、と思ったりします。そんな思いで、今期のシナプスの経営目標は「鹿児島の通信インフラの責任を担えるシナプスへ」としました。まだまだ小さく頼りない存在ですが、そういった将来像を見据えて、その事業基礎をつくる2021年度としていきたいです。