2021月11月8日
こんにちは、シナプス代表の竹内です。
前回のここのブログでは「インターネットの誕生日」をタイトルとしましたが、1969年10月29日がインターネットの誕生日です(諸説あり?)。私はインターネットと同学年で51歳。中年を過ぎて、初老から中老という年代。どっちにしても完全に「老い」の領域のようです。
老いを自覚することも増えました。美味しく飲める酒の量が減った、眠くなる時間が早くなった、白髪、老眼…などの身体面。精神面はどうでしょうか。そういえば30代の頃、60歳前後の上司と何かの意見が対立して「それは老害です」とメールを送った記憶があります。今考えればなんと失礼なメールを…。もうそんな気骨はないので、精神面の老いかもしれません。にしても自分が言われかねない年代となってみれば、その上司はよく許してくれたものだなと。ありがたいです。あ、許されてはないかな?
「老害」ってかなり侮辱的な表現で、表現自体もよくないですね。言い方を変えれば、頑固とか思い込み、とか。そういったモノの何が怖いって、自分では気付かないところだと思っています。誰かに指摘されても、逆に「なぜ分かってくれないんだ」くらいに思うんだろうなと。
会社経営の責任を負う立場としては、頑固・思い込みはしないように、極力多くの意見を聞く、自分の意見は先に言わないなどは、心掛けてはいます。が「自分では気付かない」が怖いところ。
ではどうすれば?ということで、効果のほどは分かりませんが、日ごろ極力「自分の知らないことをやってみる」を行動として心掛けています。知らないこと、知らない場所、知らない人という、自分の経験からは想像ができない、居心地の不明な環境に身を置いてみる…です。そういう環境下では、自分は間違いなく新参者・初心者で、素の自分自身を見るいい機会になるのではと。その素の自分を見ることで老害に抗えるのでは?という(根拠の弱い)仮説です。
ただそんな特殊なことをしている訳ではないです。知らない店に入る、知らない道を通ってみるから、最近だと、縁の薄い業界の懇親会に参加してみる、苦手なことのセミナーを受講してみる、ある製品のユーザーコミュニティに行ってみる、そんなに関心がないテーマの街歩きイベントに参加してみる…など、他愛もないことです。
でもこの老害対抗策の仮説検証は難しいです。なにせ「自分では気付かない」ので。経営者はもちろん結果を問われるので、経営の結果で検証されるのかもしれませんが。身体の老いはあきらめるとして、他の人に大きな迷惑を掛ける精神面の老いは、なんとか抵抗したいものです。