社長ブログ

楽しさの不安

こんにちは、シナプス代表の竹内です。
車の運転が好きです。エコ全盛の時代にあれですが、特にあてもなくドライブに行ったりなど。その時よく思うのが、ドライブという楽しさがMAXの時点はいつだろうか?と。自分なりの結論は、家を出発した時点です。これから楽しいドライブに行くぞ!という時点です。

例えば往復3時間のドライブを予定したとして、出発時は「あと3時間楽しい」ですが、出発から10分後には「あと2時間50分楽しい」というように、楽しさが目減りします。楽しさの減少は直線的に減るわけではなく、半分の約1時間半後に「そろそろ帰るか」と復路に入った時点から、急速に楽しさが減っていく気もします。別に家が嫌いなわけではないです。
同じことが旅行でもあります。旅行に出発する時点が楽しさMAXです。1泊2日の2日目の朝などは、「ああ、もう楽しさも終わりか」という、まだ旅行の真ん中にも関わらずブルーな気持ちになったりなど。そして旅行が終わると、プラスに上がっていた気持ちがゼロに戻るのではなく、マイナスまでオーバーシュートしていくような。それまで心の中にあった「もうすぐ旅行だ!」というワクワクが無くなった穴というか。

逆のこともあります。例えば、仕事などで重要な重いイベントがあるときです。1ヶ月後に重いイベントがある!と決まった瞬間。それまでに相応の準備をしなくてはいけないし、失敗も許されないという緊張が始まります。こういう場合の緊張のMAXはどうでしょう、前日くらいですかね。当日はどちらかというと、もうどうしようもないので、逆に割り切れて緊張は減っているような。そしてそのイベントが終わったあとの達成感と開放感!一気に気持ちはマイナスからプラスです。その余韻も2、3日は続くでしょうか。

こんな気持ちの変化は、どちらかというとネガティブな自分の性格に起因しているかもしれません。楽しい時には、楽しさが終わる不安を感じて、つらい時には結局つらいんですが、つらさが終わるという楽しさも感じたりします。SNSなどで、苦労の渦中にある知人の書き込みを見ると、自分自身が不安になったりします。それは「知人はつらさを乗り越えたあとに楽しさが待っている。でも今つらい状況にない自分にはその楽しさはない。」という変な不安です。置いてきぼりにされているというか。なんか書いていて屈折してるな…という気もしてきましたが。屈折ついでに、自分が楽しいときラクなときに、同様なロジックで不安を感じます。何かすべきことをしていないんじゃないか、など。だったら楽しいよりつらいのほうが、トータルいいんじゃないか?くらいにも思いますが、いや。つらいのはいやですが。

結論としては、今を存分に楽しめない損な性格だなということです。いま日曜日の午前中ですが、楽しい週末ももう後半。ということで、楽しさレベルはこれから急降下で、鎌倉殿の13人を見終わったあたりはどん底です。でも会社は好きですけどね!