2022月9月12日
こんにちは、シナプス代表の竹内です。
シナプスは通信・IT系の業種ということでよく、「DXは得意でしょ?」的なことを言われます。しかし残念ながらご期待に反してぜんぜん得意ではなく、社内のデジタル化の取り組みもまだまだです。(いろんな意見はありますが)そもそもITとDXは全く異質のものなので。
そうはいっても経営に携わる身として、DXの取り組みは必須事項。マーケティング用語としての表面的なDXではなくしっかり学びたいと思い、経済産業省のデジタル人材育成プログラム「マナビDX(まなびでらっくす)」に申し込んでみました。これは受講に際しオンライン試験があって、なんかホンモノ感?があります。ただ散々な試験結果でも受講許可が下りたので、ハードルは高くないもよう。そして先週土曜日9月3日にオンライン開会式があったのですが、後悔しました。提出する課題、こんなにあるの!?…と。
そもそも9月は上半期の終わり。予定も立て込む月で、下半期に向けて準備すべき資料などが5つ。それに加えてマナビDXは9月5日公開開始で、9月17日と24日を締め切りとする、結構考えなければいけない課題が3つも。細かい情報はSlackで共有されますが、600人近くが参加するチャンネルには矢継ぎ早に投稿が流れてきます。とてもフォローしきれず放置状態。あれもこれもやらないと!状態に、スポットで急に発生する業務に、そんなこんなで迫りくる、あ”あ”ーーーーっ!という焦燥感…。
と、忙しい状態でしたが、完全ではないものの、約1週間でほぼ解消しました。別に仕事が減ったわけでも納期が延びたわけでもないです。なんで解消したかというと、目処が見えたからです。
今回の忙しさ・焦燥感の原因は、マナビDXでした。初めての取り組みで内容がよく分からず、また情報量も多いので目を通すだけでも一苦労。というか、情報量が多いので「あとで見よう」となって、ずっとブラックボックスでした。このブラックボックスがまさに焦燥感の根源です。ブラックボックスの「何がどれだけあるか分からない」が、際限のない焦燥感を生みます。でも昨日ついに時間をとってマナビDXの資料に目を通し、やるべきことのおおよそを理解し、ブラックボックスのフタを開けました。やるべきこと、ゴールが見えれば、段取りをつけることができます。複数の業務があっても優先順位がつきます。でも複数の業務の同時進行でそれぞれ納期が迫っていれば、自分が持っている時間はもちろん有限なので、物理的に終わるはずのない、業務過多の状況もあるかもしれません。その時はどうするか?いろんな正解があるかもしれませんが、私の答えは「手を抜く」です。100%のクオリティを目指して納期遅延をするよりは、60%のクオリティで納期を守る、です。例えば資料の見栄えなんかは、手を抜いたところで大した影響のない場合が多いですし。今回はこんな流れで「忙しさ」を解消しました。仕事は減っていないですけど。この「手を抜く」も、タスクの全体像が見えているからこそ適切にできることです。
忙しくて焦った状態の解消法。まずは時間を取って眼の前の仕事を全部書き出して整理して、仕事の見通しをつける。物理的にキャパオーバーなときは、勇気を持ってアウトプットの品質を落とす。でも組織に属する会社員であれば、「物理的にキャパオーバー」と思った段階で上司に相談ですね、まずは。
ではこのブログ作成も終えたので、次の資料作りに着手します。