社長ブログ

合宿

こんにちは、シナプス代表の竹内です。
年明け早々、「NPO法人 薩摩リーダーシップフォーラムSELF」さん主催の合宿に参加してきました。場所は奄美大島、2泊3日の泊まり込み合宿。SELFさんとのご縁は鹿児島県庁18階のコワーキングスペース「かごゆいテラス」の取り組みがきっかけで、そのつながりで今回お誘いをいただきました。

そもそもこのSELFさんというNPOが奇跡的です。県内の様々なコミュニティをリードし活躍している方々が集っています。それぞれの活動領域や得意分野は違いますが、なぜかSELFにまとまり、「Learning Community(ラーニング・コミュニティ)= 学び続けるコミュニティ」として、「社会をよりワクワクする方向へと変容させていく」ことに取り組んでいます(たぶん)。

そのSELFさんが主催する今回の合宿ですが、日時場所以外の事前情報がほぼないままの参加で、限りない不安を抱えて奄美に向かいました。奄美に近づくに連れて高まる緊張。内容もよく分からず、そして2泊3日もの長い間、ほぼ知らない人ばかりの空間に身を置かなければならないという緊張感。いったい誰と何をするのだろうかと。

ただそんなことは全くの杞憂で、さすがSELFさん主催の合宿。参加者の出自や属性はばらっばらで超活動的な超個性派揃いでしたが、みんなオープンで、”場をつくる”ことに長けた人たちばかり。簡単に”なか”に入れました。それよりもなによりも、2泊3日はずっと頭を使いっ放しでした。2022年の振り返り、自分自身の内面を見つめることなどから始まり、そしてそれをグループに分かれ、または1対1のペアに分かれて、より深めていく作業。普段の生活では忙しさに押し流されてしまい、素通りして放ったらかしてしまう作業を延々と続けました。もうこれが難しい、全部自分自身のことなのに。比喩ではなく脳みそが熱くなる。そして次のステップは、そういったありのままの自分を起点として、未来に対してどのような一歩を踏み出すか?を自問していきます。会社内で10年ビジョン策定などを通じて将来の議論をしてきたので、ある程度見えているはずが、でもやっぱり難しい。本当にそれなの?と。悶々が続くのですが、でも周りで同じ時間を過ごす超活動的な超個性派との雑談や相談の中で、それらが不思議とすっきりと…とはなりません。みんなも見えない解に悶々モヤモヤしていました。なので「ああ、自分も悶々でいいんだ。」と安心したり。あんな自信満々で輝いて見える超活動的な超個性派でさえ、いやだからこそ多くの現実の悩みと格闘しながら、それでも行動しているんだなと。

合宿を終えて、日常の会社内でこのブログを書きながら2泊3日振り返ってみて、あの合宿は何だったのだろう?と、まだ実態がつかめません。そして自分自身も自分の将来も、結局分からないことだらけのままで、何がベストなのかは分かりません。ベストは分かりませんがでも、ベターな方向と思える行動をあきらめずにめげずに続けていくしかないなと、そう思うようになりました。