2024月12月9日
こんにちは、シナプス代表の竹内です。
「高校の垣根を越えた文化祭!」と銘打ち、まさに文字の通り、鹿児島県内の高校の生徒たちが、ダンス・音楽・ファッション・書道など、さまざまなパフォーマンスを繰り広げるイベントがあります。それは、MBC南日本放送さんが主催する「てゲてゲハイスクールフェスティバル」。今年で9回目とのことですが、会場となる鹿児島中央駅前AMU広場は、2日間若い熱気に包まれます。
良いイベントだなーと思っていました。それは、スポーツなどは学校を超えて力を発揮し、披露する場も多そうですが、それではない他の多様な才能は、なかなか披露する場が少なく、このてゲフェス(この略し方はあっている?)は、そのいい機会になっているからです。そしてもう一つ、スポンサーとしても良いよなーと。てゲフェスは不動産業の川商ハウスさんがメインスポンサーですが、大学など進学ととも不動産を探す高校生に対して、とても良いアピールになりそうです。また高校生の時代に知った「川商ハウス」は、その後生涯ずっと記憶に残ります。
と思っているところに去年MBCさんより「MBC高校生クリエイターズアワード」のお話をいただきました。「見るだけじゃなく誰でも簡単に動画を撮って、編集して、発信もできる!・・・そんな時代に育ってきた高校生クリエイターたちのあふれるクリエイティブ力が見たい!…そんな高校生たちが創造するムービーはきっと鹿児島の、日本の未来を明るくしてくれる!」との開催趣旨を聞いて、「これはシナプスがやらねば!」と直感しました。もちろん、高校生へのシナプス浸透…という狙いもありますが、同席した社員もその趣旨に強く賛同しているようで、その場で協力を決めました。
去年の第1回は手探りのところも多く、表彰式はシナプスビル内のホールで比較的こじんまりと行いましたが、今年の第2回は、鹿児島銀行さんのオープンスペース「よかど鹿児島」で、大々的に開催しました。にしても今年もクオリティが高かった!グランプリの「はみ出ろ」は、手書きのアニメーション(…たぶん)でここまで想像力をかきたてるのか!とワクワクして引き込まれました。そしてシナプス賞は「あったかい島。奄美」。奄美の紹介というと観光スポットの列挙になりがちですが、それは最小限に、日常風景の切り取りから人のあったかさを表現した、優れたものでした。審査員特別賞の「おばあちゃんのVR」も面白かった。その元気なおばあちゃんも表彰式に登場して、和やかな雰囲気を場に加えていました。
今年の応募数は41作品で、18校約120名の高校生が参加してくれました。しかし実際、規模感はもう少し欲しいかなと。先に紹介したてゲてゲハイスクールフェスティバルも、今でこそ大きな盛り上がりを見せていますが、始めた当初は学校の先生の理解を得られず、相当苦戦したと聞きました。それでも諦めなかったMBCさんの現場の方々の苦労と奮闘の末に、今大勢の高校生たちの笑顔があるのでしょう。高校生クリエイターズアワードもそうなるように、応援を続けたいと思います。