社長ブログ

kagoshimaD3X

こんにちは、シナプス代表の竹内です。タイトルの「kagoshimaD3X」って、誰も聞いたことがないと思います。これは鹿児島県情報サービス産業協会(KISA)と、鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンターの間で行われている、産学の相互交流の取り組みを指します。D3XとはDream・Digital・Designの3つのDと、流行りのTransformationのXを表しています。「DX」の上位版というか。

1月21日にその一環で、kagoshimaD3X 2025 seminar というセミナーが開催されました。「されました」と書きましたが、KISAが主催者であり、またKISA会員の私が企画運営の担当なんです。まあまあ準備は大変ですが、内容はけっこう好きにできます。このセミナーは敢えてIT業界とは“異分野”の研究者にご登壇いただき、異分野xITによる”事業発見”のきっかけづくりを目指しています。KISA会員のビジネス機会の創出と拡大、鹿児島大学との連携強化の一助になればなと。
今回もまた、ぜんぜん知らない分野の先生方にお話を依頼し、4名の先生に登壇いただきました。

  • 「参加体験型学習と日本の音楽-小学校におけるICTを活用した音楽授業-」/教育学部・音楽教育・音楽科教育 准教授 今先生
  • 「Virtual Realityで地域医療と職種間協働を学ぶ」/医歯学総合研究科 医療人材連携教育センター 特任助教 﨑山先生
  • 「組織の意思決定を科学する:理論・実践から探る意思決定の本質」/法文学部・法経社会学科・経済コース 助教 安藤先生
  • 「宙を翔ける鹿大人工衛星」/理工学研究科(工学系)・電気電子工学プログラム 教授 福島先生

鹿児島大学の研究シーズ一覧から、完全に興味本位で選んでいます。ITや通信とはほぼ関係ないです。これが本当におもしろいんです!

登壇される先生方も、ITに詳しいけどその専門には素人というKISA会員向けに、「これ言って伝わるかな?」とかなり手探りな感じで話をされます。そういった意味で、先生方にとっても新鮮な機会のようです。そしてその研究内容が好き過ぎてか、一生懸命話していただけて脱線も多い。けどそれもおもしろい。大学の講義って、こんなに楽しかったっけ?

そしてセミナーのあとは、大学内にあるレストランで必ず懇親会も実施します。先生方もお酒が入ります。そしてKISA会員も遠慮がない人が多い(!?)ので、かなり盛り上がります。例えば”教授”って、特に医学部教授って勝手な先入観ですが、なんか敷居が高くないですか。でもこの懇親会ではそんなことなく、笑いながら気軽に冗談が言えます。昨年はここでの酒の入った話から、2件の共同研究が生まれたようです。

さて今回のkagoshimaD3X 2025 seminarとその後の懇親会。どんなシナジーが生まれるか?楽しみです。