2025月2月19日
こんにちは、シナプス代表の竹内です。
この前の日曜日2月16日は、第6回鹿児島キッズプログラミングコンテストのグランプリファイナル授賞式でした。シナプスは2019年の第1回から応援させていただいています。2019年のシナプスによる企業協賛賞の名称が「シナプス賞-鹿児島の毎日を笑顔にしたいで賞」。んー、今考えるとこのネーミング、もう少し洗練の余地があったかもなあ。
このキッズプログラミングコンテストは、小中学生向けにプログラミング教室を主宰する一人の方が企画して、仲間を集め協賛企業を集め、まさに手づくりで築き上げたコンテストです。2020年の第2回は新型コロナの渦中でしたが、それでも歩みを止めることなくオンラインで開催されました。ちなみに鹿児島にはもう一つ、小学生を対象とした南日本小学生プログラミング大会があり、こちらは2020年のスタートです。地元新聞社の主催で、全国大会の下部、地方大会的な位置付けですが、キッズプログラミングコンテストはまさに双璧の一方と言っても過言ではないでしょう。
そして何よりキッズプログラミングコンテストの魅力は、「鹿児島県知事賞」があることです。総合グランプリはそのまま県知事賞でもあり、キッズたちにとってこの賞の栄誉は、何にも代えがたい励みになると思います。ところでこの県知事賞は、2021年開催から始まりました。たまたまIT系の県職員の方との意見交換会があって、たまたまこのキッズプログラミングコンテストの話題になり、その場で「県知事賞とかできないですかね?」との雑談的な、冗談半分の話がありました。すると県職員の方が「いいですね!」となり、あとはトントン拍子に決まっていきました。県知事賞ってこんな簡単に決まっていいの?と思いましたが、もちろん内容は十二分に県知事賞にふさわしい有意義なものなので、本当にその県職員の方の行動力に脱帽です。
さて今回の第6回キッズプログラミングコンテストですが、今年も審査員として参加させていただきました。207件の応募から厳選された11作品について、その児童・生徒のプレゼンを聞き、採点していきます。この審査ですが、想像以上にキツイんです。それは、2作品について質問・コメントをする必要があるのですが、これがまったく手が抜けません。プログラム作品の発想・構想・工夫の素晴らしさや、堂々としたプレゼンに触れると、手を抜くというのがあり得なくなります。何より相手は小中学生のキッズ。大人であれば、大人同士の馴れ合い?も許されますが、キッズたちには(たぶん)許されません。そして質問も、大人であれば多少内容の薄い質問でも忖度して答えてくれますが、キッズたちにそれは求められない…。何より作品を作り上げるための相当な苦労が推し量れるだけに、キッズたちにバカにされない(であろう)コメントを捻り出しました。
今回の総合グランプリ・県知事賞は、小学5年生の作った、手話を題材にした「Hands Talk -ハンズトーク-」でした。障害を持った方とのコミュニケーションに課題を感じて作りました。そして自分自身がYoutubeを見て手話を独学したそうです。また来年も、キツイけど楽しみです!