2024月6月14日
こんにちは、技術部ネットワーク課の上曽山です。
突然ですが、これが何かお分かりになるでしょうか?
お、
よくご存じですね。もしかして同業者ですか?
正解は皆さんおなじみの磁気テープになります。
上記の写真はLTO(Linear Tape-Open)という規格のテープカートリッジになります。
オーディオ用カセットテープやビデオテープと違い、テープを巻き取るリールが1個しかないので奇妙に見えるかもしれません。LTOテープはドライブ側にもリールがあり、そこに巻き取りながらデータの読み書きを行う仕組みになっています。
近年、すっかり目にする事が無くなった磁気テープですが、大容量のデータを長期保存する用途の需要は高く、今も新しい規格の開発が続いています。
2024年6月時点の最新規格だと、テープ1本に18TB(ギガに直すと約18000GB)以上のデータを保存する事ができます。
このLTOテープですが、シナプスではバックアップデータの保存に使っています。
日々のバックアップをサーバーのハードディスクに保存し、定期的にLTOテープに落とし込んで長期保管するという運用です。
最近、運用ではなくハードウェアの面でいくつか問題が出てきました。
バックアップやデータの復元に時間がかかるとか、ドライブを搭載したサーバーの老朽化とか、そういった問題です。
まあ最終的には新しいものと入れ替えるしかないのですが、長期運用を前提にすると慎重な検討が求められるため、頭を悩ませているところです。