2025月11月11日
こんにちは、2025年11月より企画室(旧企画課)所属になった蔵屋です。
今回は今年1月にまさか自分がこんな目に遭うとは思ってもいなかった話をしたいと思います。
きっかけは、実在する警察署と同じ番号末尾でかかってきた一本の電話――そこからじわじわと追い詰められていきます。
前日、末尾が0110の番号から着信。検索すると●●警察署と表示されます。
「ん?なんだこれ…」と怪しみつつも、警察っぽいし、とりあえず放置。
翌日、別の番号から再び着信。こちらも末尾は0110。
「昨日と似てるな、まあ一度出てみるか」――その程度の気持ちでした。
電話口の相手は落ち着いた声で名乗ります。神戸の警察署の警察官――。
「あなたの口座が犯罪に不正利用されている。現在は凍結しているが、あなた自身にも嫌疑がかかっている」
最初は「本当に?」と半信半疑。しかし、会話の中で私の本名や実家の住所末尾まで言い当てられた瞬間、心が大きく揺らぎます。
「これが本物なら、家族に迷惑をかけられない」――そんな思いもあり、疑いは一気に信じ込みへ変わりました。
「出頭してほしい」という要求に対し距離的に難しいと伝えると、
「ではLINEで取り調べを行う」と話は切り替わります。
ビデオ通話が始まると、相手は警察服らしき服装に、警察手帳のようなものまで提示。
画質が粗いため細部は曖昧ですが、“本物らしさ”は十分。
声は淡々と冷静で、むしろ安心感さえ与えてきます。
「この件を誰かに話すと、その人にも嫌疑がかかる」
そう念押しされ、私は会社を早退。
LINE通話を繋ぎっぱなしにしたまま、指定された静かな場所――個室ネットカフェへ。
身分証をカメラに映し、口座残高を報告しました。
その時は「取り調べなら必要なことだろう」と疑うこともなく、ただ従いました。
通話は「また後日連絡する」の一言で終了。
次に電話が鳴ったらまた会社を休むのか――胸のざわめきだけが残ります。
数日後、冷静になって着信履歴を確認すると、発信元は海外番号。
「これはおかしい…」と慌ててネットで相談窓口を調べ、警察の24時間窓口に電話しました。
事情を話すと、やはり詐欺であることが判明。
さらに調べるうち、数日前の深夜に一度だけ鳴った不在着信が、詐欺グループの“仕込み”だったこともわかり、悔しさが込み上げました。
振り返れば、最初から信じていたわけではありません。
実在する番号、淡々とした声、ビデオ通話での“それっぽさ”、個人情報を言い当てられた衝撃――。
複数の要素が積み重なり、気づけば完全に信じてしまったのです。
そして何より、「末尾0110=警察だから安心」という自分の知識が裏目に出ました。
防ぐためには、①警察を名乗る電話でも一度切り、自分から折り返す、②必ず第三者に相談する、③電話やLINEで身分証や口座情報を伝えない――この3つを心がけてください。
私の失敗が、誰かを守るきっかけになれば幸いです。
※この文章およびサムネイル画像ははChatGPTとのやり取りを通じて構成・執筆・生成をしました。
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