社長ブログ

受験勉強の思い出

こんにちは、シナプス代表の竹内です。
高校3年生のうちの子が、三者面談の日程希望調査票を持ち帰ってきました。センター試験から共通テストに変わって、英語の試験方法が変わるとか延期だとか、いろいろありましたが、それを上書きする新型コロナの非常事態が発生し…結局どうなったんだろう。

自分自身の受験経験はもう30年以上前ですが、ちょっと振り返ると、受験勉強で得た知識が役立つことは少ないですが、どうやって効率よく受験勉強をするか?の試行錯誤は役立ったように思います。
今でも身に付いているのは効率の良い睡眠のとり方です。3時間プラス、1.5時間の倍数の睡眠時間だとすっきり目覚められるなど、医学的な真偽の自信はないですが。それ以外では、試験問題を解く順番や取捨選択のコツ、問題を読まずにマークシートの選択肢のみから正解を見つける方法など。当時はインターネットがないので、本屋に行っては、そういった受験ノウハウ本を漁っていた記憶があります。あとメンタル面でも役立ったような。ただひたすら地道に机に向かい続ける忍耐とか、寝てしまったときの罪悪感、滑り止めに全部落ちたときの焦燥とか、なかなかない経験でした。総じてネガティブですが、でも今となってはいい経験だったかもなと。

受験勉強は「志望校合格」という目標に対する手段ともいえますが、この目標設定があいまいになったり揺らいだり、学校の成績も上げるなどの目標が増えたりとか、(善悪は別として)受験に関係のない勉強をしたりとか、計画通りに進まないとか、若干無理があるかもしれませんが、仕事に近いものもありそうです。仕事には目標があるはずですが、実務上では、目標が曖昧になることも多々あります。またその目標にどうやって到達するか?も、上司の指示や前例に従うやり方のみでは目標に届かないこともあって、自分自身の試行錯誤や挑戦も必要です。そういった、将来の”仕事”に備えるという観点では、”受験”も悪くない経験かもしれません。

にしても、ずっとリビングで猫と戯れている我が家の受験生を見ると、こっちが焦燥感に駆られます。仕事に置き換えるとこれはこれで、仲間の成長をじっくり見守るという姿勢に通じる…のかな?