社長ブログ

2020年もそろそろ終わります

こんにちは、シナプス代表の竹内です。
2020年、今年最後の社長ブログになりますので、年初に書いた「2020年 新年ごあいさつ」から、できたこと、できなかったことなどをピックアップして振り返ってみます。その1月1日時点では新型コロナはまだ、遠く中国内陸部の武漢で起きていた対岸の火事でした。たった1年前ですが、なんと懐かしいことか。

そもそもとして2020年は、「ホップ・ステップからジャンプに至る、大きな成長を果たす年」としましたが、シナプスの屋台骨である「シナプス光」は想定を上回るご愛顧をいただいたものの、ジャンプとして位置付けた新サービスは、来年に課題を残すこととなりました。

法人向け電話サービス|AcroBiz CloudPBX / Standard
安定したサービス提供と、既存お客様のニーズを汲み取った改善・開発を行いました。しかし開発リソースの制約による優先度の判断から、飛躍的な販売拡大につなげるための追加開発の取り組みができませんでした。

法人向けモバイルサービス|AcroBiz Mobile
新型コロナが若干の追い風となりました。テレワークを始めとするIT利活用のニーズが高まり、ビジネス需要がありました。特に「使わなければ490円」という点が好まれて、多くのお問い合わせをいただきました。

飲食店向けセルフオーダーアプリ|S∀ALTE(ソルテ)
新型コロナの影響を大きく受けました。営業先となる飲食店様が営業控えや短時間化などを余儀なくされ、ソルテのご紹介すら難しい状況でした。10月より本格的な営業を再開しましたが、まだまだな状況です。ただ新型コロナのニューノーマルを見据えたとき、セルフオーダー/ソルテの真価が発揮できると確信しています。来年こそ!です。

あと次世代通信規格/ローカル5Gです。これは2019年12月に電波割り当ての法制度が整備され、実運用が開始されました。シナプスでもここ1年ほど事業化の調査を行っていますが、なかなか難しいです。ただここ最近、やり遂げたい気持ちはさらに高まりました。それは、政府主導(?)で行われたドコモを始めとする携帯キャリアの大幅値下げです。利用者の視点ではこの値下げは嬉しいですが、インパクトが大きすぎて、5Gへの投資に影響するのでは?と危惧します。特には都市部のみ5Gエリア化が進み、鹿児島などの地方はずっと後回しにされないか、その結果、鹿児島での5G活用が遅れ、様々な分野・産業で不利な状況が生まれないか、というものです。その観点でもぜひローカル5Gは、鹿児島の企業とエンジニアでなんとか事業として成り立たせたいです。

またそれら以外に正式リリース前ですが、ビジュアルコミュニケーションサービス/YOMA(よま)の開発に着手しました。詳しくは来年の早い段階でご紹介できればと考えています。
そしてもちろん、シナプスのDNAたる通信サービスの品質向上にも取り組みました。バックボーン回線の増強とともに、シナプス光の通信品質に関わるNTT西日本/NGN網との接続も強化を図っています。
お客様との大事な接点である、電話メインのシナプスサポートセンターと、実店舗窓口のシナプス・ステーション。サポートセンターでは、対応品質の向上を目指して、情報共有ツール/DocBase(ドックベース)の評価を終えて、試験的な導入に至りました。お客様のお問い合わせに的確に迅速に対応するための効果を期待しています。またシナプス・ステーションは…すみません。ビル全体のリニューアルがあり、現時点ではちょっと営業体制を縮小しております。正式再開まで、もうちょっとお時間をください。

にしても本当に、あっという間の一年でした。本当に…。また来年も、どうぞよろしくお願いいたします。