社長ブログ

音と声

こんにちは、シナプス代表の竹内です。
私事ですが、最寄りの警察署に運転免許の更新手続きに行ってきました。ゴールド免許の優良運転者なので、運転者講習は30分で終わります。とはいえ30分も面倒だなと思ってイヤイヤ受講したのですが、とても印象に残る講習になりました。

運転者講習は警察署敷地内の小さな別館で開催されました。新型コロナ対策のために窓は半開状態。冬の風に吹かれ、冷たいパイプ椅子に耐えながらの受講。この状態で30分、退屈も重なって苦痛だなと落胆するうちに講習は始まりました。よくある通り、鹿児島県の交通事故現状や分析結果がパワーポイントのスライドで示されます。そしてなんというか、意味もなく文字が派手にぐるぐる動く感じの、なんだかなーというスライド。それはそれで逆におもしろいけど。そんな退屈が15分ほど過ぎたあたりから、ちょっと雰囲気が変わってきました。

正直、内容はあまり覚えていないのですが、講師の意志と気迫が、じんじんと伝わってきたんです。ちょっとした不注意・気の緩みが、取り返しのつかない交通事故になるんですよ!絶対に気をつけて!という熱意というか。20人弱の受講者がいましたが、さっと見渡しても、みんな真剣に話を聞いていました。講師の方は女性でしたが、声がでかいとかではなく、「事故をなくす!」という真剣さが伝わってくる感じです。講習では新コロ対策の一つとして、講師と受講者の間に透明なビニールっぽいカーテンを下ろしていました。でも突き抜けて伝わってくる真剣さ。講師の力量と言うか、声の力というか、とても聞き応えのある30分の講習でした。すご過ぎて講師の方に講習後、「すごかったです。かなり練習するんですか?」と質問までしてしまいした。講師の方は交通安全協会の職員さんとだと思いますが、ちょっとびっくりした感じで「えっ?いや、毎回やってるので…。」と。ですよね、びっくりさせてすみません。

ところでこの運転者講習ですが、一部オンライン化が進められるようです。この講習の目的が、交通安全知識の再確認であればオンラインでもいいですが、「安全運転をするぞ!」という気持ちを伝え、つくることであれば、オンライン化はどうかな?とも思います。今のオンラインセミナーの配信技術で、そういったリアルな気持ちや意志が伝えられるかなと。逆に考えると、そういったマインドが伝わるオンラインセミナーの実現に、チャレンジの余地もありそうです。オンラインで伝えるものが単なる音と映像ではなく、声と意志にまで高められれば、これはすごいです。

ところで、その運転者講習の細かいことは覚えていないので、講師の方には大変申し訳ないです。ただその日から「コンビニ駐車場はバックで駐車」だけは実践していますので、どうかご容赦を。