社長ブログ

コンウェイの法則

こんにちは、シナプス代表の竹内です。
社内のエンジニアと話をしていて、「コンウェイの法則」を教えてもらいました。エンジニア界隈ではよく知られた法則のようですが、この言葉自体、今回初めて知りました。

こちらの説明から引用すると「Conwayの法則とは,“組織の設計するシステムには…その組織のコミュニケーション構造をそのまま反映した設計になるという制約がある”,というものだ。」とのこと。んー難解です。

こういうことなのかな?という生半可な理解ですが。
何かのシステム開発をするとして、A・B・Cの3チームで協力して開発しましょうという状況を想定します。3つのチームがあるので、必然的に3つに小分けして開発を進めて、最後に合体させるような開発方法になります。そのとき例えば、チームAとチームBは同じビルのフロアでみんな仲がいいけど、チームCだけは離れた事務所でちょっと疎遠という状況があるとします。そこでコンウェイの法則では、チームAとチームBの作ったシステム同士はスムーズに連携できるけど、それらとチームCのシステムはうまく連携できないことが多い、ということでしょうか。それだけコミュニケーションが大事だよ…という。

ちょっとずれますが、これに似たような経験があります。社内のサービス管理システムを改善する時、システム開発部門と席が近い部署の意見がより濃く反映される(気がする…)とかです。システム開発以外でも、実感していることがあります。社内で自分と席が近く、日常的に目に入り会話が聞こえる人・部署の様子を、会社全体の雰囲気と錯覚してしまうことです。

期末恒例ですが、全社員を対象とした社長面談を実施しています。その場である社員から「直接仕事と関わらない、部署を越えた全社横断的な委員会活動のようなものがあれば。」との提案をもらいました。このありがたい気づきをくれた社員は、自分の部署と他のフロアの部署のちょっとの違いを感じて、より密なコミュニケーションの必要性に思い至ったのかもしれません。

あと10日ほどで新しい年度が始まります。自分は自分が思っているほど周りを広く見てはいないことを自覚しながら、シナプスの新しいかたちを、改めて摸索していこうと思います。