社長ブログ

アタマの退化

こんにちは、シナプス代表の竹内です。
今年もよろしくお願いいたします。正月は2日から家族はみんな仕事で、特にどこに行くこともなく、ほぼ箱根駅伝で過ごしました。そんな正月でしたが、もう来週の土・日曜日は大学入学共通テストが実施されます。受験生にとってはピリピリした年末年始だったかもしれません。みんなが持てる実力を存分に発揮できますように。

自分が受験生だった35年前は、大学入学共通テストではなく「共通一次」という名称のテストでした。マークシート式の800点満点の試験。志望校により科目と得点の重みが違ったりして、なんだかややこしかった印象が残っています。当時はインターネットもスマホも無い時代で、情報収集は書店で購入する本が中心です。いま思い返すと、けっこう勉強はしていましたが、純粋な受験対策にも頑張っていました。例えば「現代文の設問を読まずに、マークシートの回答4択だけを読んで正解を見つける方法」という対策本を買いました。共通一次の出題者の傾向を読み取れ!みたいな。数学の試験も「問1から解くな」みたいな時間配分のノウハウもありました。こういった受験のためだけの勉強?も、本や友人との情報交換でネタを仕入れてやっていました。自分なりに頑張っていたんでしょうね。

ブログタイトルの「アタマの退化」ですが、この受験生当時の18歳のころは、若いだけにアタマもイキイキしていたように思います。去年ですが、アタマの退化を痛感することが2度ありました。
一つは経済産業省主催の「マナビDX」という、社会人向けのデジタルスキル育成プログラムを受講したときです。気軽に申し込んだのですが、なんとデータ分析スキルを問う事前試験がありました。エクセルを使ってなんとかなる試験でしたが、時間制限を意識してしまい、うまく思考をまとめられずに惨敗でした(結局、点数に関係なく受講はできました)。もう一つは会社の社員採用で使っている「不適性検査スカウター」を自分で受けてみたときです。言語・計算の試験がありますが、設問の難易度は高くないですが、ここでも時間制限が気になって、また何十年振りかの”手計算”での割り算に慌ててしまい、目も当てられない結果でした。もう恐怖すら感じました。退化?老い?かと。

確かに社会人になっても言語や計算の能力は必要ですが、資格取得などの場合を除き、時間制限付きというシーンはあまりありません。なのでそのアタマの退化にはあまり気付きませんでした。しかしここ一発の集中力とか、なんかの土俵際的なシーンでは、具体的にはどんなシーンか思いつきませんが重要なスキルにも思えます。にしても一番は、できていたはずのことができなくなっているというのは衝撃でした。

ということで今年の目標として、時間制限付きのプレッシャーに耐えられるアタマを取り戻すために、なにかの資格試験を受ける…を追加しようと思います。