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オフシーズンの あじさい は何をやっているのか

こんにちは、技術部ネットワーク課の若松です。

みなさん、お花見に行かれましたか?
筋金入り(!)の花粉症である私は、この季節なかなか外出するのも躊躇してしまうのですが、それでも桜を見ることは好きです。
木で咲く花では一番美しいと思っています、と以前のブログでも書いています。

もうしばらくすると梅雨がやってきますね。
私はここ数年、梅雨入りとほぼ同期時に咲くあじさいに注目しています。

あじさいの花の色はみなさんどんな色が好きですか?
淡い水色や、濃い紫色など、好みは分かれると思いますが、私は晴れ渡った青空のような群青色と言いますか、濃い青色が好きです。
梅雨の間はなかなか晴れ渡ることはないのですが、静かに咲くあじさいの色がそれを補ってくれていると思っています。
そしてこの花の色は土壌の酸性度で変わってくるそうです。

そして梅雨明けと同時に花も色彩を失います。それもまた風情があります。

ところでみなさん、あじさいってどこに生えているか把握していますか?

園芸などのご趣味があり、ご自身であじさいを植えられた方などはもちろんご存知なのでしょうが、私は最近まで日常生活で「あっ、あじさいが咲いているな、そういう季節か」と思うことはあっても、それは花が咲いている期間だけであって、枯れてしまえばもうあじさいの存在なんて忘れていました。

では、オフシーズンのあじさいは何をやっているのでしょうか。
あじさいは花が枯れたあとも、その花びらは色彩を失いながらも散ることもなく、かなり長い間白い状態で残っています。
そして花びらがなくなっても、そこにあり続けますし、緑色の葉っぱを付けて生き続けています。やがて冬になれば葉っぱも落ちてしまいますが。

私見ですが、あじさいは梅雨シーズンに鮮やかな花を咲かせるためだけに厳しい夏の日差しや冬の寒さに耐え、そのパワーを蓄えているのではないかと思います。
1年のうち梅雨シーズンは長くて1.5ケ月程度しかありませんが、そのために頑張っていると。

今年も、もうすぐあじさいが咲くことでしょう。
そして花が散った後のあじさいにも注目し、その後を見守ってみませんか。

そして、この春就職した新人のみなさん、今はオフシーズンのあじさいと同じかもしれませんが、やがてたくさんの鮮やかな花を咲かせる日が必ず来ますし、みなさんの頑張りは常に先輩への刺激にもなります。

互いに切磋琢磨していきましょうね。