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人間中心設計のセミナー開催について

こんにちは、カスタマーコミュニケーション部WEBソリューション課の今門です。

先日、人間中心設計推進機構(HCD-Net)が主催するセミナーが、鹿児島で初めて開催されました。
「人間中心設計・UXデザイン実践の基礎」と題するこのセミナー、シナプスもそのお手伝いをさせていただいたのですが、おかげさまで大盛況のうちに終えることができました。
今回は、HCD/HCD-Netの概要や、セミナーの様子/今後の計画についてお話ししたいと思います。


人間中心設計(HCD)とは?

「人間中心設計」と聞くと、少し難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。簡単に言うと、製品やサービスを開発する際に、「使う人」を中心に考えるデザイン手法のことです。

例えば、新しいスマートフォンのアプリを開発する時、ただ高性能な部品を詰め込むだけでなく、「どんな人が、どんな時に、どのように使うのか」を徹底的に考え、それに合わせて操作画面や機能、デザインなどを設計していきます。

そうすることによって、使いやすくて、本当に人々の役に立つ製品やサービスを生み出すことができます。ユーザーの満足度を高め、企業にとっても長期的な成功に繋がる、非常に重要な考え方です。

人間中心設計推進機構(HCD-Net)とは?

今回のセミナーを主催したのは、「人間中心設計推進機構(HCD-Net)」です。HCD-Netは、HCDの普及と啓発、そしてHCDスペシャリスト/専門家の育成を目的として活動している特定非営利活動法人です。

HCDに関する研究発表やセミナーの開催、資格認定制度の運営など、幅広い活動を通じて、HCDのレベル向上に貢献しています。これまでの活動は、首都圏・関西圏が中心となっていたのですが、九州でもHCDを広めていきたいとのことで、今回鹿児島での初セミナー開催となりました。

シナプスもHCD-Netの活動に賛同し、賛助会員になっている関係から、鹿児島でのセミナー開催をお手伝いさせていただきました。

HCD-Netの活動にご興味のある方は、ぜひ以下のウェブサイトをご覧ください。

■人間中心設計推進機構(HCD-Net)
https://www.hcdnet.org/


初めての鹿児島でのセミナーの様子

今回、鹿児島では初めてのHCDセミナーでしたが、ほぼ満席となり、たいへんな盛りあがりとなりました。
HCDの基本的な考え方から、具体的な事例、実践的な手法まで、多岐にわたる内容が展開され、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

今回のセミナーが、参加された皆様のビジネスや日々の業務に少しでもお役に立てたら、と思っています。

今後の計画

参加された何名かの方から、「仕事でもHCDの知識が必要だと感じていたが、これまで鹿児島ではセミナーがなかったので、ここぞとばかりに申し込んだ」といったお声もいただきました。
この言葉を聞き、人間中心設計が鹿児島でも必要とされていることを実感しました。今後も継続的にセミナーやワークショップなどを開催していく予定です。

人間中心設計はIT系の分野という印象を持たれがちですが、全然そんなことはなく、すべてのモノづくり・サービス展開に関わる考えです。
鹿児島の、モノづくりに関わるすべての人にこの活動を知ってもらい、参加してもらえるようにしていきたいと思います。